いつも夢の中。

沼はあなたを待っている。

私と弟が小さい頃の話。

今年は時間が合い、家族みんなで久しぶりにお墓参りに行った。私が実家を出て弟が高校生になった今は中々家族で出掛けたりしない。

規模は小さいかもしれないが、両親は私達が小さいころから北海道の色んな場所に連れて行ってくれた。
美瑛から富良野、知床、網走など。車で旅するその旅行は今でも私の宝物だ。

ふとそんなことを思い出したのは、昔見た光景と今見ている景色が合わさったからではないだろうか。

その旅で私達家族は函館に行った。お金は極力かけたくない。そんな両親の思惑から車中泊をしながら函館へ向かった。夜の7時に出た旅は面白かった。いつも通る道が異国の様に見えた。弟が靴を落としたり、途中で寄ったおばさんの家で雷にあい、泣き出したり。

今思い出すと笑ってしまうけど私には忘れられない思い出。もう二度と戻れない思い出。

いつか、私や弟が今より自立した時、また家族みんなで訪れたい。



#思い出の家族旅行

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麒麟を出汁に語る我が歴史遍歴。その1

2020年、明智光秀殿が大河ドラマ(「麒麟がくる」)になるので便乗して私の歴史遍歴という名の大河ドラマ備忘録を残しときます。読みづらいです。

書いてたら長すぎたので、2回に分けます。(多分)大河ドラマはいいぞ。

長谷川博己さんが明智光秀役! 2020年大河ドラマ「麒麟がくる」 | 大河ドラマ | NHKドラマ 

いつから好きかはわからないけれど、小さい頃から大河ドラマを見る家だった。(まるちゃんサザエさん鉄○DASHもセット!) 

歴史に興味が無いと好きにはならなかっただろうけど、刷り込みもあったのかなとも思う。何となくでも見ていたら、割と歴史は覚えられるものらしい。(母は歴史に興味が無いが話にはついてくる。)

一番古い記憶の中にある大河ドラマは「新選組!」…当時は流し見だったけど、後に見返して見ると土方さんがそっくり過ぎて。子孫なんじゃないかな…(演じていた香取さんと山本さんの関係性も局長と副長だったらしい。胸熱…!)

晩年?の新選組は詳しくなくても、習っているので知っている方は多いと思うんですけど、それより少し前、山南敬助さんという方がいらっしゃってですね…その方が血気盛んな若者達のストッパーだったんですよね。でもある一件で切腹する訳になるんですよ…

山南さんが生きていれば違う結末だったのかななんて思うんですよ。猪突猛進タイプが揃いすぎていたのがな、まあ武士であろうとした姿勢は立派だよな。(何様)

新選組を見ると、武士が分からなくなる。時代が違えばもっと違う結末だったのかな。(戦国とかどう?農民出も出自不明も沢山いたし。御恩と奉公の世界じゃないからダメ?)

新選組だと、無敵な剣の持ち主斎藤一様が好きです。基本的にお侍様大好きなんだけど、【切腹が武士の美学】みたいな考え方に納得いかなくて。天命を全うしてる人が好きです。晩年どんな事を考えていたんだろう。聞いてみたい気がします。そして肖像画が怪しすぎるんだよ…中野学校にいそう(震え声)

 

中野学校と言えば!『 ジョーカーゲーム』というスパイ小説がありますのでよろしくお願いします。明治〜大正の世界情勢の勉強にもなるよ。あのごちゃ混ぜの世界が結構好きです! 

ジョーカー・ゲーム (角川文庫)

ジョーカー・ゲーム (角川文庫)

 

 

明治〜大正時代と言えば!正確には大河ドラマでは無いんですが、2009年から2011年の3年間かけて大河ドラマの時間帯に「坂の上の雲」(一般大河が45分のところ破格の90分放送!)という特別番組が放送されていたんですよね。こちらの作品も大好きで!

明治から大正時代にかけての日清日露戦争が主な舞台です。兄の好古(よしふる)と弟の真之(さねゆき)の秋山兄弟とその友人である正岡子規が主人公です。 

兄の秋山好古は、日露戦争下の世界において最強のコサック騎兵を破った事から日本騎兵の父と呼ばれている方です。弟が天才型と仮定するならば、彼は努力の人であったのではないかと思います。一にも二にも努力という印象を受けます。

3人の中では1番長生きされ、晩年は学校の校長先生をされていました。この方は本当は戦争をしたくないというか、まず軍人になりたくはなかったのかなと思うんです。単なる直感でしかないですが。(弟にも言える事ではある)時代が許せば松山で農業していたかったのかなと。

弟の秋山真之は、日本海海戦にて、有名なバルチック艦隊(世界最強の艦隊)を撃破した人として有名です。東郷平八郎の部下でした。天才型と上では書きましたが、比較すればそう見えるという話で実のところ、要領が良い理性的な方だったと思います。文章力の高さが評価され【秋山文学】と呼ばれているのを見ても、実家が困窮していなければ帝国大学に行って文學界に寄稿していたかもしれないなと思います。 

正岡子規は言わずと知れた俳句、短歌の有名人。子規はホトトギスの異名で、血を吐き散りゆく自分に血を吐くまで鳴くと呼ばれるホトトギスを投影した雅号。夏目漱石とは同窓です。普通の人には真似出来ない事だと思うんですが、周りの人だけではなく自分まで客観視していた方だと思います。そうでなければ、病床の床で 病に対する不安などの感情を排除した人生記録は書けない。根っからの創作家だったのかな。

因みに好古を阿部寛さん、真之を本木雅弘さん、子規を香川照之さんが演じられていました。軍服姿は見る価値あると思います。海軍の白い軍服って本当にカッコイイです…

戦争を賛美する事はこの先の私の人生において有り得ない事ではありますが、この作品を見るまで近代日本に目を向けなかった私にとっては視野を広げる良い作品でした。今の日本にとって忘れてはいけないことが詰まっているような気がします。

 

完全に歴史という深い沼に足を踏み入れたのは、今から10年前(!)に放送された「篤姫」から。一大ブームを起こした(と思ってます思い違いだったらすいません)作品。本当にワクワクドキドキハラハラシクシクしながら見てました。その節はNHK様を始め演者の皆様ありがとうございました!!

あの作品からNHKさんは今まで日の目を浴びなかった人達を取り上げるようになった気がして。「篤姫」は長い大河の歴史の中で初めて幕末を女性目線で描いた作品。あのインパクトは強かった。あの作品が映像化されなければ、ここまで篤姫様は有名な方になっていなかったと思う。

篤姫」は女性主人公+大奥が舞台となるという事で綺麗なんですよね。画面や衣装が。男性主人公じゃ出せない味。幕末の動乱期であるし、勿論主人公の周りも目まぐるしく変化していくのだけど、余裕というか余白があって良かったなと。

 

現在放送されている「西郷どん」も薩摩が舞台。篤姫に出演されていた方も多いので、始まる前は小松様が大久保さんが(演:瑛太)で、家茂様が慶喜様(演:松田翔太)…は頭がこんがらがるのかなと思っていましたが…が役者さんは凄いですね。混乱しません。(当たり前体操)

篤姫版の大久保さんは、粘着質で内に籠り自分の歩むべき道が見つからない。傍から見れば自分を貫き突き進めば良いのにと思う程に。人間らしく顔を歪める大久保さんにゾクゾクしてました。お陰で(?)どんな歴史書で大久保さんを見ても原田泰造氏で脳内再生されます。大好きです← 

西郷どん版大久保さんは、やっぱり西郷どんに劣等感を抱いているんですが明るいんですよね。若い感じを受けますね。でも鬱屈としているのも出ている…違う俳優で同人物を演じるのを見られるのが大河。

…でも正直小松様に見えてしまう。未だに篤姫ロスを引きずるし定期的に見直す人🙋…でも、だから大河ドラマは面白い。

 https://www.instagram.com/nhk_segodon/

次はいよいよ本題の戦国時代の大河ドラマのお話へ 。個人的には幕末よりもぶっ飛んでいる人の宝庫なので今から楽しみです。それを伝えられる文章力が欲しい。では。 

 

3年ぶりにGoose houseを見に行った話。

Goose houseのライブは私にとって特別なものだ。

 

私は色んなバンドの事を呟く。Goose houseの事はたまに呟くくらいな人である。毎年ライブに足を運んでいるファンでもない。でも敢えて言わせて欲しい。彼ら彼女たちのライブは私にとって特別なものだ。

 

2015年6月13日 Zepp Sapporo

私は生まれて初めてライブを見た。そのアーティストこそGoose houseだった。行くきっかけはYouTubeで彼らの演奏しているカバー曲を聴いた事がきっかけだった。なぜ行こうと思ったのかは今となっては分からない。多分、自分を変えたかったのだろう。

それにしても、初めてのライブをぼっちで行く勇気は何処にあったのか…

 

周りには知らない人。始まるまで不安で不安でしょうがなかった…始まったライブはただただ楽しかった。曲を予習しようという頭は無いから、知らない曲だらけだったけど綺麗なハーモニーに酔いしれた。物販紹介をその後に行ったライブでも見たが、Goose houseの物販紹介が1番だと思っている。夢のような時間だった。

 

あれから色んなアーティストのライブに、フェスに行く様になった。前よりもアクティブになれた。それと同時にお金も消えてしまったけれど…後悔はしていない。 

 

それから約3年の月日が経った。その間にもGoose houseは札幌に来てくれていた。私はそれを知りつつ行くのを躊躇していた。何故か。私はあの感動を越えられないと勝手に思っていたからだ。他のライブは行くくせに、そんな事を考えてしまったのだ。

 

今年も来てくれる事は知りつつ、来てくれているのに行かなかった罪悪感から行く機会を逃そうとしていた。そんな時、母からメールが来た。そこには、今年もライブに行きたい、非日常を味わいたい。と書かれていた。私は母から行くきっかけを貰ったのだ。私はそれに乗った。そんな経緯から3年ぶりにお邪魔した。

 

3年ぶりにお邪魔しても感想は変わらずただただ楽しかった。それどころか前よりもパワーアップしていた。生きる元気と心の浄化をして貰った。不覚にも涙が止まらなかった。歌詞に感情移入するのはいつもの事ではあるんだけど、歌詞が自分にぴったりすぎて身動きが取れなかった。それは私たちにいつも寄り添っていてくれるからなのかな。あの雰囲気は人を癒すのだと思う。本当に奇跡の集団だ。

 

汀ちゃんがいた頃、7人組だった頃からしか、彼ら彼女たちの姿をリアルタイムで知らないけれど、それまで在籍していたメンバーがいたからこその今なんだろうな。

 

また逢える日まで、胸を張って逢えるように私も頑張ります。前に進むきっかけをくれてありがとう。出逢ってくれてありがとう!

 


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PS、一緒に行ってくれる友人や母には感謝しきれません。これからも一緒に行ってやってください…


おしまい。